脈拍欠損とは心拍があっても脈拍がないこと。
心室に十分な血液が無い場合は心室が収縮してもその波動が
末梢の動脈に伝わらないため、脈拍が触れなくなります。
心拍数と脈拍数の差が脈拍欠損になります。
期外収縮や頻脈の場合にみられます。
特に心室性期外収縮や心房細動の時は、十分な血液が拍出され
難い為、心臓から遠い動脈ほど脈拍を触知することが困難になります。
通常、脈拍は橈骨動脈で触知します。
触れ難い場合は心臓に近い動脈(太い動脈)の頸動脈や大腿
動脈(鼠径部、太股の付け根)を触知します。
◇参考文献
書籍
「最新医学大辞典」医歯薬出版株式会社 期外収縮 p274 上室性期外収縮 p661 心房性期外収縮 p734 房室結節性期外収縮 p1329 心室性期外収縮 p711
「心電図・ナースのためのワークブック」金芳堂 p8 p76 p77 段脈 p80~
「フィジカルアセスメント ナースに必要な診断の知識と技術」第4版医学書院 p30
インターネット
ウィキペディアHP内
http://ja.wikipedia.org/wiki/不整脈
http://ja.wikipedia.org/wiki/期外収縮