発作性上室性頻拍


発作性上室性頻拍(PSVT)は洞結節、心房、房室接合部等で

起こる頻拍の総称になります。

突然に発生し、突然に消失する頻拍発作です。

正常な心拍数が突然150~250回/分くらいの著しい数に上昇し

突然、消失する病態になります。

 

発作時の心電図では洞性P波が確認できないことが多いですが

R-R間隔は規則正しく、波形もほぼ正常です。

WPW症候群などに見られます。

 

洞性頻脈は徐々に脈が速くなり、徐々に正常に戻ります。

発作性上室性頻拍は突然脈が速くなり、突然もとの脈拍数に

戻るのが特徴です。

 


◇参考文献

書籍

「ナース必携心電図マニュアル」小学館 p83 p104~p113 p118~p123

「心電図・ナースのためのワークブック」金芳堂 1985 p86~

「最新医学大辞典」医歯薬出版株式会社 洞性頻脈 p1011 発作性上室性頻拍 p1347 心房粗動 心房細動 p734 心室粗動、心室細動 p711

「ナース必携最新基本手技AtoZ」EXPERT・NURSE 保存版 小学館 p118~

 

インターネット

ウィキペディアHP

http://ja.wikipedia.org/wiki/頻脈

http://ja.wikipedia.org/wiki/不整脈