直腸体温計


肛門体温計とも呼ばれています。

直腸温は核心温度(深部体温)に最も近い温度とされています。

直腸用の水銀体温計と電子体温計があります。

直腸用の水銀体温計は棒状で先端が球形になっています。

医療機関では乳幼児に使用されるケースが多くその際は直腸用

の水銀体温計が多いと思います。

 

測定時間は、水銀体温計で約3分

電子体温計(実測値)3分~5分

予測値では1分程度です。

*電子体温計の場合はメーカーや種類によって時間は異なります。

 

全身麻酔時、術直後、重症時等モニター上での観察が必要な

場合は直腸用の温度プローブを使用します。

直腸に挿入するコードの先にサーミスタが封入されています。

 


◇参考文献

書籍

「最新医学大辞典」 医歯薬出版株式会社 p869

「ナース必携最新基本手技AtoZ」EXPERT・NURSE 小学館 p33~p36

「フィジカルアセスメントナースに必要な診断に必要な知識と技術」医学書院 p33~p35

「ナースのための感染症マニュアル」ナース専科 文化放送ブレーン p22 p23

「人体生理学ノート」 金芳堂 p57