不整脈の一つ。
脈拍数が成人では1分間に60回未満、高齢者では50回未満の脈を
徐脈といいます。
徐脈の原因には、洞機能不全症候群、心筋炎、脳圧亢進、
甲状腺機能低下症、神経原性ショック、脳圧亢進、
薬剤(β遮断薬やジギタリス製剤など)等があります。
徐脈の種類には洞性徐脈、洞停止、房室ブロック、脚ブロック
徐脈性心房細動などがあります。
心電図で鑑別します。
徐脈が全て異常ではありません。
スポーツ選手では50回未満の場合もあるようです。
50台でも特に問題がない場合もあります。
徐脈の主な症状には疲れやすい、めまい、ふらつき、動悸等
があります。
重症ではうっ血性心不全やアダムストークス症候群(意識喪失)
を起こすこともあります。
*個人差があり、症状が無い場合もあります。
◇参考文献
書籍
「人体生理学ノート」金芳堂 1982年 p86~p88
「わかって身につくバイタルサイン」学研 2013年 p40~p62
「フィジカルアセスメント ナースに必要な診断の知識と技術」第4版 医学書院 2007 p27~p30 p82
「ナース必携最新基本手技AtoZ」EXPERT・NURSE 保存版 小学館 1994 p27~
「最新医学大辞典」医歯薬出版株式会社 p1223 p1387 p685
インターネット
ウィキペディアHP
http://ja.wikipedia.org/wiki/拍動
http://ja.wikipedia.org/wiki/心拍数
http://ja.wikipedia.org/wiki/不整脈
http://ja.wikipedia.org/wiki/徐脈
http://ja.wikipedia.org/wiki/房室ブロック