小脈(しょうみゃく)


小脈は脈拍の性状の一つです。

脈拍の大きさ(強さ)の程度になります。

脈拍の大きさは一回の心拍出量を表しています。

心拍出量が少なければ小脈(弱い脈)になります。

動脈の拍動を指で触れる時に、指を押し上げる力は弱くなります。

 

小脈では脈圧が小さくなります。

 

1回の心拍出量が多い時には脈が強くなります。

この時の強い脈を大脈といいます。

 

*脈圧とは収縮期血圧と拡張期血圧の差。

*大脈と小脈が交互に現れる脈を交互脈といいます。

 



◇参考文献

書籍

「人体生理学ノート」金芳堂 1982年 p86~p88

「わかって身につくバイタルサイン」学研 2013年 p40~p62 

「フィジカルアセスメント ナースに必要な診断の知識と技術」第4版 医学書院 2007 p27~p30 p82

「ナース必携最新基本手技AtoZ」EXPERT・NURSE 保存版 小学館 1994 p27~

 

インターネット

ウィキペディアHP

http://ja.wikipedia.org/wiki/拍動

http://ja.wikipedia.org/wiki/心拍数