血液ガス分析


◆血液ガス分析とは?

血液ガス分析とは? 

血液中に含まれている酸素や二酸化炭素

の割合、pHなどを測定することを

血液ガス分析といいます。

略して「血ガス(けつガス)」という

場合が多いです。

通常は動脈血を採取します。

 

◆動脈血の採取について

通常は医師が実施します。

血液ガスなどを検査する時は、動脈血を

採血するのが一般的です。

末梢血液ガス分析の場合は末梢血(耳朶の

毛細血管から)を採取します。

 

必要物品 

注射器(抗凝固剤が入っている血液ガス

分析用の注射器)

注射針(注射器にセットされています)

注射針のサイズは21~23G

消毒用アルコール(消毒用エタノール、

70%イソプロパノールなど)

圧迫止血用のガーゼやテープなど。

 

穿刺する部位 

橈骨動脈(手首の親指側の動脈)、

鼠径動脈(太股の付け根)

上腕動脈(肘の内側)など。

 

注射針挿入時の角度 

90度

鉛筆を持つようにして穿刺。

 

採血後の検体の取扱い 

採血後は空気が混入しないように、

よく混和して速やかに検査室に提出します。

 

穿刺後の処置 

動脈は圧が高いため、強めにしっかり

押さえて止血します。

アルコール綿や丸めた滅菌ガーゼなどで

穿刺部位を少なくとも5分間は圧迫します。

止血を確認します。

止血が確認できた後も、丸めたガーゼと

テープなどで圧迫しておきます。

その後の観察も必要です。

 


◇参考文献

書籍

最新医学大辞典(医歯薬出版株式会社)

ポケット看護辞典(廣川書店)

写真でわかる基礎看護技術①看護技術を基礎から理解!(株式会社インターメディカ)

OXFORD ポケット看護辞典 廣川書店

ナース必携最新基本手技AtoZ EXPERT・NURSE 保存版 小学館

ポケット版カルテ用語辞典 編集大井静雄 照林社発行 小学館発売

 

インターネット

ウィキペディア

//ja.wikipedia.org/wiki/血液ガス分析