硬脈(こうみゃく)


脈拍の性状の一つです。

緊張が強く硬い脈を硬脈といいます。

動脈壁が硬い場合は硬脈になり、通常、血圧は高くなります。

 

脈拍を測定する時は、3本(示指、中指、環指)の指をあてます。

心臓に最も近い指先で、脈拍が触れなくなるまで圧迫します。

この時の力の度合いで判断します。

強い力が必要な時は硬脈になります。

 

動脈を触診すると触れただけで硬いと感じる場合もあります。

特に高齢者の方は血管が硬くなる場合が多い為、硬脈がみら

れることが多いです。

 


◇参考文献

書籍

「人体生理学ノート」金芳堂 1982年 p86~p88

「わかって身につくバイタルサイン」学研 2013年 p40~p62 

「フィジカルアセスメント ナースに必要な診断の知識と技術」第4版 医学書院 2007 p27~p30 p82

「ナース必携最新基本手技AtoZ」EXPERT・NURSE 保存版 小学館 1994 p27~ 

「最新医学大辞典」医歯薬出版株式会社 p1223 p1387 p685

 

インターネット

ウィキペディアHP

http://ja.wikipedia.org/wiki/拍動