呼吸をする為に必要な肺や胸郭系の運動のことを呼吸運動と
いいます。
肺での換気(外呼吸・肺呼吸)を可能にする為の呼息と吸息の
ことです。
空気を肺へ送り込む為の呼吸運動が吸息又は吸気と言います。
逆に肺胞でガス交換された二酸化炭素等を体外へ排出する為の
呼吸運動を呼息又は呼気と言います。
通常の呼吸(安静時呼吸)では呼吸筋(横隔膜や外肋間筋)が
収縮することで胸郭が拡がり肺が膨張します。同時に空気が
肺へ流入します。その後、呼息へと移行します。
通常の呼吸では吸息が終わると呼吸筋(横隔膜や外肋間筋)が緩みます。
呼吸筋が緩むと胸郭や肺は自らの弾性により縮みます。
胸腔内腔が小さくなり圧が上昇します。
同時に肺は収縮し、肺内のガスが気道を通って体外へ排出されます。
通常の呼吸では呼息時は呼吸筋は収縮しません。
呼気時は胸郭や肺は自らの弾性により収縮します。
詳細は下記をご参照下さい。
*ナースのホームページサイト内
◇参考文献
「フィジカルアセスメント ナースに必要な診断の知識と技術(医学書院)」p38~p39
「わかって身につくバイタルサイン(学研)」p94-p113
「呼吸器看護ポケットナビ(中山書店)」
「実践できる在宅看護技術ガイド(学研)」p108
「呼吸サポートのための呼吸管理セーフティーBOOK(メディカ出版)」p94
「人工呼吸ケアのすべてがわかる本(照林社)」p265~
「一歩先ゆく呼吸リハビリテーション(メディカ出版)」p134 ~
「人体生理学ノート(金芳堂)」p71~p78
「最新医学大辞典(医歯薬出版株式会社)」
「家庭医学大百科(主婦の友社)」
インターネット
ウィキペディアサイト内
https://ja.wikipedia.org/wiki/呼吸
https://ja.wikipedia.org/wiki/呼吸器
https://ja.wikipedia.org/wiki/胸鎖乳突筋